電子カルテ導入事例

全ては患者さんのために

ふじわら歯科クリニック

京都府

1.安心できる操作性

 アイデンスを知ったのは勤務先でした。初めて使ったにも関わらず、殆ど困ったことが無いほどソフトの操作性は優れていました。加えて、コールセンターや担当者の対応は評価できるものであり、安心して使用していました。
 開業時には、限られた資金の中で、他社より高いシステムの導入には、正直なところ迷いました。しかし、治療と経営のベースを支える重要なシステムになると考え、アイデンスの「ProSeedSP」を導入しました。スピーディな操作性は信頼していましたので、Dr2名体制でも受付1台と診療室1台のみとしました。患者さんが順調に増えてきた今でも、「OneStep」キー等の入力機能もあって、治療後の患者さんを待合室で待たせることは殆どありません。

2.電子カルテとの出会い

 開業から5年が経過し、新製品「ProSeedSV」の‘電子カルテシステム’の提案がありました。詳しくは知らなかった‘真正性’等の法的に必須の要件の説明も受けました。‘見読性’というカルテのペーパーレス化には重要な機能も、より充実していることを確認し、‘これは使える’と思いました。これまでも多くの患者さんは、口腔内を見ると大体のことは思い出します。加えて、治療前にPCのカルテ入力画面を確認できたため、カルテを手にとって確認することは余りありませんでした。しかし、診療する上でも、リスク回避をするためにも確認しなければならないデータもあるため、機能を詳細に確認しました。歯周治療の流れが常に画面上で確認できること、部位ごとに過去の治療内容が簡単に閲覧できること等を確認し、稀ではあってもカルテで探せば時間のかかることが、瞬時に確認できることは、ストレスも最少にし、診療上も有効な機能になると思いました
 導入コストは上がりましたが、カルテの出し入れや印刷が不要になることによって、受付の業務が合理化され、患者さんにより多くの時間が使えるようになっています。スタッフを治療中心に活用できることは、当医院の治療方針を徹底できるベースになると確信しています。また、増設を検討していたカルテ棚、カルテ倉庫が不要となり、カルテ用紙やプリンターのインク代等のランニングコストも軽減できていることにもメリットを感じています。

3.今後の期待

 アイデンスの担当者より、スキャナーで取り込むことなどによって、カルテ以外の紙媒体も患者別に管理ができると説明を受けています。現状はそこまでの運用に至っていませんが、カルテのペーパーレス運用が軌道に乗ってきたこれからは、更なる効率化と改善に挑戦したいと考えています。全てはより良い治療をするためのものですが、段階的にステップアップと改善をしていくにあたり、今後もアイデンスから運用の提案や院内効率化の提案をしてもらいたいと考えています。