電子カルテ導入事例

時間の重要性

多畑歯科医院

愛知県名古屋市

1.紙カルテの問題

 診療を始めて20年以上経過し、技工室は増設したカルテ棚が壁一面になっていました。棚の増設にも限界が来ていましたし、受付の下にも保管してありました。それを解決する具体的案も無かった時、アイデンスから電子カルテの提案がありました。
 カルテを丁寧に作成してきたこともあって、一人で数センチにもなっているものがありました。また、受付には一日分のカルテとして40冊くらい積んであり、場所もとっていましたし、見た目にも余り良いものではありませんでした。

2.電子カルテのメリット

  カルテ印刷をするようになったのも早かったと思います。カルテは限られた時間の中でも可能な限り詳細に書くものという考えの下で、自分が入力できる操作性の良さを基準にしてアイデンスの製品を導入していました。私が入力する延長線上で、自分が印刷をして、スタッフは別の業務に従事させていました。
 今回もまた先駆けて電子カルテを導入しましたが、印刷しなくてよくなった時、思っていた以上に楽になったと感じました。もしも、スタッフが印刷していたとしても、それはスタッフの負担になっていたであろうということにも気づきました。紙カルテが積んであった場所には、今では端末PCが置いて有ります。見栄えも良くなり、受付スタッフも端末操作によって処理を適切に行い、流れにも無駄が少なくなって来たと思っています。
 これまでは、受付スタッフが紙カルテを準備して、来院している患者さんの確認などもしていましたが、モニター上で確認することができ、不要な動きも時間も必要なくなりました。診療中に紙カルテで確認することも多かったのですが、必要なことは即座に確認できる機能の活用によって、見ることも見る時間も少なくなっています。
 トータル的に言えば、カルテ印刷をしていた時に比べて、カルテに使う時間は大きく減ってきたと感じています。その分、診療に時間を使うことができ、集中できることは間違いありません。

3.1秒の大事さ

 私は診療を充実する上においても、『時間』は大事だと思っています。従って、今の操作性を含むスピードをもっと上げてもらい、業務に使う時間は、1秒単位で削減することを徹底して貰いたいと思います。アイデンスの開発コンセプトも時間を重視しているようであり、その点においても同じ方向に向かっていると考えています。
 電子カルテをより実用的なものとするために、これからも要望を出したいと思っています。それに応えて、より良い機能をもった製品開発に期待しています。
 アイデンスのシステムは、長い年月使ってきました。そのアフターについても満足していることを付け加えておきます。