お知らせ

2013/05/16

おかむら歯科医院

おかむら歯科医院

佐賀県 佐賀市

1.失敗から学んだ選択基準

 私とアイデンスの出会いは平成15年の開業時でした。システムには十分満足していましたが、リース満了時に義理立てを優先し、G社のシステムに切り替えました。多少の違いはあっても乗り越えられると考えたのですが、予想以上の苦労を経験する羽目に至りました。
 スタッフによる操作は困難と判断し、治療入力を全てドクターが行い、受付が会計を行うという2台構成で導入しました。失敗の根本原因は、カルテ入力の操作性や正確性を少し軽視していたことです。人の力で何とかできると考えましたが、日々の入力に時間を取られ、治療にも影響し、患者さんを待たせる結果となりました。加えて、算定に正確さを欠くソフトであった為、毎月の返戻が減少しないことも悩みの種となりました。歯科のコンピュータシステムは、義理や人の力ではどうにもならないという苦いながらも貴重な経験をしました。
 同じ過ちを繰り返さないため、現状の問題点を冷静に分析し、選択基準として3つを明確にした上で、各社を比較検討することにしました。
 1)カルテ入力における処置算定の正確さと、誰にでも簡単に使える操作性とスピード
 2)様々なリスクを回避することを含めて、真の費用対効果に見合うコスト
 3)アフターケアに対するサポート体制や会社の取組み姿勢

2.設計の違いを再認識

 時間を掛けて6社を比較してみました。どの製品も一長一短はありましたが、アイデンスの「ProSeed SP」は、最も重要視していたカルテ入力に必須の要素と考えていた以下の2項目で、群を抜いていたことを再認識する結果となりました。
 1)病名から処置を絞り込むというレセプトを基本とした設計と違い、部位と治療を基本にカルテからレセプトに至るという本来の流れの中で、正確な処置算定が可能となっていること。
 2)マウス操作は、画面上でカーソルを動かすのが常識ですが、慣れる時間と慣れても入力時間は短縮されません。しかし、「ProSeed SP」は、次に入力する項目にカーソルが自動的に移動してくれることで、誰でも正確且つ短時間のカルテ入力を可能にしてくれること。
 保守料を含めたランニングコスト計は、他社より高めでした。しかしカルテ入力もスタッフの誰もが簡単に操作できる為、余裕をもって治療に専念することができるようになり、会計の待ち時間も返戻も激減し、本当の意味で費用対効果を発揮していることを実感しています。
 導入後のアフターケアは、以前お付き合いがあった経緯から、きめ細かい印象があり、不安はありませんでした。導入後に、担当者やコールセンターの的確な対応を含め、以前より更にサポートが充実していると感じています。

3.機能アップへの期待

 他社を挟んで、アイデンスのシステムを2世代使用していますが、比較できる良い経験をしました。紆余曲折を経て現状に至りましたが、やっぱり本当に価値ある製品作りを目指して取組んでいるアイデンスとの縁を復活して良かったと実感しています。治療現場の要望を反映しようという、会社の取組み姿勢も明確であり、今後の更なる機能アップにも期待をしています。